こんにちは 水玉ねこです。
実家再生DIY、本日は家の顔でもある”玄関”です。
玄関ドア以外、下駄箱、壁、柱、を貼る・塗る作業で蘇らせました。
それらの全容をお披露目いたします。
ご覧くださいませ。
目次
下駄箱ペイント
とてもしっかり造り付けられている下駄箱なので補修・塗装等で手直しをして残すことに致しました。
なぜなら撤去となると撤去費用・撤去した際の壁の損傷等、手間とコストが嵩む為、維持していこうという方向に決まりました。
さてさてでは何色に?悩みました。化粧合板ではなくしっかりとした木材で作られているので木の質感を活かすことに。となるとやはり①アンティークワックス系か②着色水性ステインで木目を活かして色付けをしていく、このどちらかかな…と漠然とイメージはしておきました。
⓵アンティークワックス・・・マットな感じの仕上がり、古びた雰囲気が出る
②着色水性ステイン・・・木目を活かし着色されツヤ感を出す
外観は最後でもいいと思ったので、まずは開閉の際、気分が明るくなるよう内側を清掃&ペイントしていきました。ここは開けなければ見えない場所なので余っていた塗料、鮮やかなブルーでペイントしました。小スペース部分の扉は丁番が破損していたので扉事態を取り除き、ダボ、棚板一枚を追加、ペイントし、オープンスリッパ置き場としました。
【内部をペイント】
清掃前の状態です。
手前の小さな扉部分は取り外して撤去しました。
引き戸の中は鮮やかブルーで決定!オープンスリッパラック箇所は取り敢えずブルーグレー系でペイントし棚板はネイビーにしてみました。が、完成形はちょっと変わりました。
⓵ ラッキーなことにダボ穴(5ミリ)は空いていたので手持ちのダボ(プラスティック製で上部が平な物)を差し込みました。
② カットした合板。この一枚で均等な4段棚になりました。
<広告>使用したダボ
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出来上がったオープンスリッパ置き場。
最終的に棚板と手前部分のカラーはこの様に変わりました。
手前部分のみチョコレートブラウンにペイント。中までブラウンにすると暗くなるし、全部をブルーグレーにすると変に浮くんですよね。悩みに悩んでツートンカラーに塗りなおしました。
ワックスを落とさなければならない!ひと手間かかってしまいましたが、綺麗に仕上げるためにはこのひと手間は重要なのです・・・
天板部分はオートビルサンダーで、ルーバーの引き戸等、細かい部分は地道にヤスリかけしました。
埃を拭き取ってからステインを塗っていきます。
【水性ステイン塗布&ウレタンニス】
水性ステイン「ウォルナット」をウェスで数回塗布し、仕上げに「水性ウレタンニス/ウォルナット・つやあり」を刷毛で二度ほど塗りました。
程よいツヤ感が古さをカバーしてくれてます。周りの物すべてが古いわけですから、ビンテージ感を出すというより木の質感を活かしてツヤを出したほうが素敵に見えるようです。(あくまでも私の感想)
仕上げに使用した「水性ウレタンニス」
【和信ペイント
水性ウレタンニス/ウォルナット・つやあり】
【使用したステイン類】
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※カンペハピオはホワイトが掲載されてますが今回使用したのはウォルナット色です。
チューブタイプなので細部への塗布に便利でした。
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【下駄箱ペイント完成】
引き戸を開けると鮮やかなブルーが目に飛び込んできます!
下駄箱の中って何となく暗くじめじめしているというイメージ…これらを払拭してくれるような鮮やかブルーに決めたのは正解でした、あまりものの塗料でしたが…
つい開けたくなっちゃうんですよ~。こういう所(見えない部分)で遊んでみるのもありかなと思います。
アクセントクロスで見せる壁⁉
さてさてお次は下駄箱上部の”壁”に取り掛かっていきましょう。
イメージつくりの為、手持ちの壁紙類でシュミレーションしてみます。
その前にどうなったか?before→afterを先にお見せしますね!
玄関入って右側の壁、一番最初に目に入る場所でもあります。
元々の壁紙がエンボス(凸凹)の白色なのでかなり汚れていました。が、壁紙自体はしっかり施工されていたので剝がすことなくこの上にDIYしていくことにしました。
【イメージ作り・シュミレーション】
手持ちの壁紙、和紙襖紙、夏水組の幅広マステを貼ってみたり、施主様(姉)にも見てもらいイメージを膨らませてもらいました。
壁は白でなくてもいいんだよ!と伝えたかったので…手持ちの材料を使って軽く貼り、柄物を持ってくるとこの様な感じになる事を見てもらいました。
壁紙材料のサイトから貼ってはがせる「ハッテミー」という商材に決定!数ある柄の中からレトロな雰囲気を醸し出しているこちらの柄”バターカップ/クリーム”を選びました。
下駄箱、柱の飴色との相性もバッチリでした!洋風な柄でありながら、昭和レトロな雰囲気を引き立たせてくれる不思議な魅力を感じさせてくれる商材でした。
※ハッテミーはキャッチフレーズ通り貼ってはがせるシール式壁紙です。失敗を恐れずチャレンジできますよ。
ハッテミー「バターカップ/クリーム」…壁紙屋本舗
使用量&費用…65㌢幅×2.6㍍→1本/4,950円
柄合わせが必要です。リピートと言って柄の繰り返しパターンがあるので、それを考慮して必要量を計算してください。
※ハッテミーを貼り終えたら、剝がれ防止の為に周囲にコーキングを打っておきました。
<広告>使用したハッテミーはバターカップ/クリーム
天井どうする❓
当初の予定では天井は手を付けず、この柄を活かそう!いまときには見かけないレトロ感が気に入っていたのですが、思わぬアクシデントが勃発しまして、最終的にはペイントすることにしたのです。
【思わぬアクシデント】
⓵ 既存の玄関照明はこの柱に縦型蛍光灯照明がついておりました。玄関全体が照らされずなんとなく暗い玄関でした。ので、照明は天井に移設してもらうことにしたのです。
⓵ 点線部分が照明です。この様に柱に取り付けてありました。
左画像はカバーアリの状態です。古い蛍光管にカバーがついているとさらに暗い!
右画像はカバーを取り外した状態です。
② 電線は天井内部を這わせてくれるとのこと…ここまではよかったのですが…
② 電線はここに出ているので、ここから天井裏に這わせてもらいました。古い照明器具を外し電線用カバーを取り付けてくれたのですが白い物だったので”ミッチャクロン+水性塗料”でブラウンにペイントしましt。
③ 照明器具を取り付ける箇所に業者さんの勘違いによる手違いで、穴をあけてしまったんですよ!それも天井パネル3枚にまたがっており、そこを埋めるのか、別の板材にするのかという選択に迫られていたところ…
廊下の納戸から前回(約45年前)のリフォーム時に余ったのであろう天井パネルが10枚箱に入ったまま見つかったのです!「あ~神様!」思わず天を仰ぎました…のもつかの間…
早速業者さんが取り付けてくれたのですが…「が、柄が違う!」そうなんです。
それは応接間に使用した天井パネルの余りだったのです。玄関の物とは微妙に柄が違ったのです。
新規に取り付ける予定の照明器具。娘から譲り受けたもの。確かニトリさんで購入した物だったのでかなりコスパだったと記憶しております。アンティーク風+LED!デザイン、ランニングコストともに◎!
③ これが納戸から見つかった天井パネル。この時点でも柄が違うことに気付いていないんですよ。大工さんにつけてもらって見上げてみたら…一同呆然…なんてこった!
照明器具の周りだけ星形のようなデザなのが分かりますか?
なのでペイント仕上げにすることにしました。
なんとなく柄が浮き上がってる感じに仕上がりました。電線カバーも柱に同化してる感じであまり目立たない…やれやれ…ほっといたしました。
業者さんとのコミュニケーション不足から生じたミスでした。こちら側の容貌を踏まえ、事前の打ち合わせはとても重要ですね。今回の様に持ち込みの物を設置してもらう場合などは特にその必要性を感じました。
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その他の壁…何色?
下駄箱・アクセントクロス・天井が出来上がりました。
となると、その他の壁面はどのように仕上げていくか?
姉との協議の結果、一番コストのかからないペイント仕上げにしていく方向に決定いたしました。幸い壁紙に目立った損傷もなくしっかりと施工されていたので既存壁紙の上から塗れる塗料でペイントしていくことに致しました。
それにしても結構な面積なんですよ…カラーがとても重要になってきます。せっかくのアクセントクロスが活かされなければアクセントの意味がない!
ピンクと青の斜線部分を同じ色でペイントしていきます。
試し塗りでグレー系の色を一部分に塗ってみたのですが、却下されたので仕切り直しです。
三枚目画像の正面のキッチンの壁はオフホワイトの様な漆喰で仕上げてあります。
【試し塗り】
「夏水組オリジナル塗料/グリーペルル」というライトグレーを塗ってみました(下画像)
全体がこのカラーになると暗いイメージになりそう…とのことだったのでライトベージュ系のカラーにすることにしました。
壁紙の上から塗れる水性塗料、「アサヒペン/フリーコート・エルクベージュ」に決定いたしましたよ。
サンプルで見ると薄いピンクベージュに見えるのですが塗ってみるとベージュというより白、オフホワイトに近かったですね。
※使用量:約4㍑/購入費用:約12,000円弱
before→after画像、わかりずらいですね (-_-;)
なんとなく薄汚れていた壁が白く塗りなおされたって感じですね…
壁自体の主張はないので、柱・アクセントクロス・ドア・洗い出し(たたき部分の玉砂利)が活きてくる気がします。
オーダー木製ドアへ交換
玄関の顔でもある”ドア”。どうするか?悩みました。
ドアの部分だけリモドアにすると横幅、高さが今よりも狭くなるとのこと。かといって明り取りのガラス部分やらを取り壊してまったく新規に取り付けるとなると壁を増設したり、内壁の壁紙を貼り変えたりととても大掛かりになってしまうし、コストも跳ね上がります。住居としては使用しないので大掛かりな工事はせず、ドアのみを作っていただくことにしました。(一番コスパ)
依頼したのは川崎に工房をお持ちの木工職人さん、女性なんですよ!きめ細かな説明、アフターメンテナンスもバッチリ快く引き受けてくださる、とても頼りになる職人さんです。
どの様なドアがいいのか?ぱっと見のイメージを画像でお伝えしました。そこから色々と細かくご提案してくださり出来上がったのが、檜の木製ドア((鍵デッドプッシュプル錠)!このドアはツヤ消しのほうがいいというご提案だったのでそのように仕上げていただきました。
【イメージ画像】
お伝えした見た目のイメージ画像。
このドアはアルミにダイノック貼だと思うのですが、材質等に関してはお任せしました。
実家の場合はドア枠は既存のままなので本当にドアのみ付け替えをお願いしました。
【before→after画像】
玄関外構:コンクリート部分、ご覧の通りひび割れ・一部は欠けておりました。その為、タイル張り仕上げで増設していただきました。(矢印部分)
※after画像の砂利・平板はDIYで行いました。後日その様子もアップします。
出来上がったドア:檜の木製ドア。自然塗料「いろは/黄櫓染」で仕上げてくださいました。
経年劣化は仕方のないこと。酷くなる前にやるべきメンテナンス方法も教えていただきました。木製なので湿度・乾燥による膨張、伸縮があるとのこと。「困ったらすぐ言ってくださいね!最後まで責任もってメンテナンスに伺います」この一言が本当にうれしく感じました。頼れる木工職人さんです。
【自然塗料いろはとは?】
【製品特長】・人や環境に配慮した成分を厳選して使用しています
成分:桐油・亜麻仁油・蜜蝋・ロジン(松脂樹脂)・イソパラフィン・無鉛乾燥剤
・浸透性で塗膜を張らないので木の呼吸をさまたげません・温かみのある無垢材の風合いが生かせます・撥水性に優れています
・一度塗りでしっかり着色し、濃厚な色がつきます
・においが少なく作業が楽にできます
・ホルムアルデヒドはもちろん他のVOCについても各省庁の基準に適合・古色にも対応し、古民家再生時の塗料としても最適です
・塗料がとてもよく伸び広い面積をカバーできます
・外部、内部どちらも使用可能です
【用途】木部全般 屋内・屋外
・顔料(ベンガラ・カーボン・酸化チタン)
【使用の目安】30g/平方メートル(1Lで約33平方メートル)
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【既存ドア枠に取り付け】
ドアは既存の古いままの枠に取り付けました。なのでやはり歪み等の問題で多少の隙間ができてしまいます。画像の様に隙間テープで対応しました。
取りつけから半年程経過しましたが、今のところ害虫の侵入、台風による影響は出ておりません。
仕上げは…細部メンテナンス
ここまで来たらあとは気になる部分のメンテナンスです。
またもや悪夢の様なペンキ剥がし!の始まりです…あらゆる木枠部分が茶色に塗られていましたので、塗膜をはがし、水性着色ステインで杢目を蘇らせました。
はめ込みガラスは綺麗に拭き掃除をし、くすみを取り除き周囲にガラス用コーキングを打ちました。
一部、とても頑固なペンキ部分がありまして、数回、薬剤を塗ったのですが綺麗に落ちなかったので諦めました…
壁と同色の塗料を塗って同化❓させました…
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完成before→after~まとめ
玄関で大きく手を加えたところと言えばな玄関ドアと外側外構のみです。
それ以外は躯体を変えることなく塗る・貼る・飾る・という方法で変化させてみました。
ぜひ参考にしていただければと思います。
本日は最後まで読んでいただきありがとうございました。
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最初は「オールドウッドワックス」のアンティークグレーを塗ってみたのです。この段階ではまだ気になっていないのですが、全体が出来上がってきたらなんとなくマットなビンテージ感が気になり、最終的にはサンダーかけして着色ステインに塗りなおしました。