こんにちは 水玉ねこです。
今回は長ーい廊下の両端にある納戸DIYを紹介していきます。
廊下の長さは約6.3㍍。縁側にもなっており、天気のいい日は本当に気持ちよくついうとうとしてしまいます。
そんな廊下の両端にある納戸の一カ所目が本日のDIY箇所です。
では早速どんな納戸なのか?順を追って紹介していきましょう。
目次
納戸の役目・役割/厄介な納戸
まずはお決まりのbefore→after画像をご覧ください。
before
after・・・扉を撤去してオープン収納へ
どんな役目・役割❓で何が厄介❓かと申しますと…
【役目・役割】
それを語るには外からのこちらの画像をご覧ください。
雨戸・戸袋・の為に必要な引き出し口があるんですよ。
そこからの冷気侵入防止の為に扉があり、ついでに納戸にしていたようです。
お分かりいただけますでしょうか?
長い廊下には雨戸があります。7枚ほどでしょうか。それらが②の戸袋に収まっているわけです。
そしてその雨戸を開閉するには③画像の白い部分が本来は空いておりまして、そこに手を入れ、雨戸を手前に引っ張り、引き出すという何とも古めかしい方法だったのです。
今回のリノベの方針として雨戸、戸袋は雨戸を収納した状態で 使用せず残すということになりました。解体するとなるとまたコストが嵩むので…
雨水等、入らないよう侵入経路は塞ぎ断熱サッシを付けてもらいました。
既存のレトロなガラス窓が内窓の様になっています。
納戸...解体
今までのお役目、ご苦労様でした!
ということで、ドアを外しオープン収納庫へと変身させていきますよ~
一間の大きさの雨戸が収められていたので、奥行きが90㌢はあるわけです。
オープン収納にするにあたり、可動式棚板の奥行きは45㌢としました。
なんじゃこれ?がいっぱい…
古さ故、仕方ないのでしょうがこれまた難所だらけでした…
それら全てをクリアにするのは労力、時間、コストがかかるので、(まして居住しないので)最低限、寒さを防ぐことと、できる範囲での補強・補修としました。
【難所】
ドアを撤去するにあたり謎の端発見❕
ドアの幅に合わせるために木材を咬ませたんでしょうね。
いざ解体しようとすると当時の状況が目に浮かんできますね。
丁番はマイナスねじでつけられてます。ここはどうにか外せました…
幅を調整していた柱はバールを使って外し撤去できました。
やや上段にあったベニヤ板の棚板は劣化が激しく簡単に取り外せました。
不要な板材も撤去しました。
棚板を外したところです。
このまま正面、左右に合板をはめていきたいところなのですが、簡単ではなかった‼
上下左右・中間・雨戸の引き出し部分の角材の奥行(でっぱり)が全て微妙に(数㍉~1㌢)違うのですよ!
なので単純に合板を貼り付けられず、サイズ調整をすることになったのです。
点線部分の角材が厄介でした。上下ででっぱりサイズが違うし真ん中の雨戸引き出し口のでっぱりも違う‼
一番出ている個所に合わせて角材を購入し、ふかし壁の土台を作りました。
まずは正面の壁から始めましたよ~
それにしてもここ!床!見てください!
納戸の床です❕
こんなに隙間が空いてる!寒いはずですよね。
断熱マット+CF(クッションフロア)を貼って処理しました。
正面壁
まずは正面壁から作っていきました。
これもまた紆余曲折ありまして、面倒な工程を踏んでしまいました…
順を追って説明していきましょう。
合板も値上がりしていたため少しでもコスト削減になるかと思い、余っていた天井材を正面壁に利用できないかと奮闘してみました。
が微妙に足りず…パテ埋めもうまく出来ず…
次の工程にと進みます…
⓵ 数十年の時を経て出現した天井材(応接間の余り)を貼ってみたのですが、右下の継ぎ目部分がうまくいかず、パテ埋めしたものの、それもうまくいかず…
② 全てを覆い隠すようにペイントしてみたものの、かえってつぎめが目立ってしまい…しっくりせず、仕切りなおすことにしました。
③ 全てを覆い隠すかの如く、2㎜厚の断熱マットを強力両面テープで貼り付けました。
④ その上から北欧風な柄のシール式壁紙を貼っていきました。天井も同じ柄の物を貼りました。思った通り、可愛く仕上がりました、一安心。
床材を貼る
正面壁が出来上がり、左右の壁用角材を打つ前に床材を貼りました。
キッチン、廊下で使用し余ったCFを使用したのでコスト削減!になりました。
両サイドのふかし壁
正面壁が出来上がったので、心置きなく左右の壁をふかしていきます。
計測しホームセンターでカットしてもらった角材を左右上下ビス打ちしていきました。
同じく12㍉厚合板もサイズ通りにカットしてもらい、角材に打ち込めば壁の出来上がり~
と思ったのですが、またまたアクシデント発生!
収納スペースの床が一段上がっており、くぐらせても入れることができず、結局丸鋸を購入し真ん中あたりでカットすることにしたのです。
丸鋸出費、養生、パテ埋め、サンダーかけ…
トホホなくらい労力のいる作業が増えてしまいました…
角材で枠作り→合板壁張り
ふかし壁の手前は面合わせるために微妙にずれている個所はカンナかけをして調整。
カット箇所の隙間、穴等はパテ埋めし翌日は広範に養生し、ひたすらサンダーかけ作業…
ふかし壁は壁紙仕上げ
左右の壁は国産壁紙(ビニールクロス)仕上げとしました。(なんといってもコスパ!)
壁紙屋本舗さんにてクリームイエローの糊付壁紙を購入、柄合わせがないので、無駄が出ずコスト削減につながりました。
が、しかし、無地でエンボスがないものを選んでしまったので、下地の凸凹が響いてしまいました…が、まあ、あくまでもDIYなので優しいまなざしで見ていただけると嬉しいです…
ふかしたことで左右約5㌢づつ内側に入ってくることになりました。
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可動棚レール取付・棚完成!
当初より可動棚にすることは決定していたのですが、通称ガチャ棚にするか、左右壁に2本づつ計4本の棚柱の棚にするのか?の選択肢になります。
が、正面壁は天井材(軽い石綿素材❕現在は使用禁止材です)を貼っている為大変もろく、棚支柱をとりつけることは無理なので、必然的に左右壁に棚柱を取り付けることになります。
奥から45㌢くらいの箇所(真ん中あたり)に下地の角材があるので、安全の為一番奥とその45㌢あたりの箇所にレールを取り付ける為、棚板はプラス2~3㌢位の奥行棚板になります。
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水平・垂直を水平器で確認しつつここは慎重に作業していきました。
棚板は「SOLID COLOR」の焦げ茶のような色をウェスで塗布していきました。
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段差部分はコーナー用見切り材で処理しました。
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価格:164円 |
完成❣
before→after画像
まとめ
予想以上に購入物品が予算オーバーしてしまいました。
が、あけてみなくてはわからないのが築古物件。いじり過ぎると思ってもいない箇所が壊れるし・・・
業者さんの作業と同時進行で行っていたので(撤去したドアやら業者さんに廃棄してもらうため)、イレギュラーなことが起きると大変な時間ロスにつながります・・・が、それもこれもとてもいい経験になりました。
そして何より2024年から学びの場として活用していけそうな運びとなりました。
亡き父がそのような活用を強く望んでいたので、多少なりとも恩返しができたかな?と思っております。
本日は最後まで読んでいただきありがとうございました。
③画像の白い部分は発泡スチロールです。すきまかぜが寒い寒い❕リノベの方針として、雨戸は使用しないことになったので、ふさぎました。
雨戸の役目も終わり…ということです。